現代の住宅の内装仕上げの基本といえばクロス張りですが、近年、シックハウス対策としてホルムアルデヒドなどの有害物質に対する規制や感心から、天然素材 やエコ素材をできるだけ自分たちの家に使いたいとする人が増え、自分たちの思うような家をつくれる注文住宅が人気となってきており、昔ながらの天然素材で ある土壁や漆喰などの風合いや機能が見直されて仕上げに使用されることが増えてきています。
その中でも人気のある珪藻土塗壁リフォームをご紹介します。
現代の住宅の大部分が、前述したクロス張り、または化粧合板と言われる、薄い木板を何重にも重ねて接着して強度を持たせた、表面をプリントなどで仕上げた合板でいずれも接着剤を使用するため、その接着剤によってはホルムアルデヒド等の有害な物質が空気中に放出されます。それがシックハウスとなる原因として現在では厳しく規制され、接着剤や合板といった告示対象建築材料には“F☆☆☆”のような星のマークが義務表示化されてホルムアルデヒドの空気中への発散レベルを見ることができるようになりました。ホルムアルデヒドの発散レベルはF☆☆からF☆☆☆☆まであり、星の数が少ななくなるにつれてホルムアルデヒドの空気中への発散が多いとされています。F☆☆☆☆級は建築基準法の規制対象外とされ、内装仕上げに規制を受けることなく使用できる材料となっています。
このためシックハウスは以前と比べて最近ではほとんど聞くことがなくなるようになりましたが、平成15年以前の建物に対しては上記の建築基準法に基づくシックハウス対策に係る規制は適用されていないので、平成15年以前に建築した住宅に住まれている方の中にはシックハウス症候群の症状である、目がチカチカする、喉が痛い、めまいや吐き気、頭痛がする、などが出ているにもかかわらず、シックハウスと分からず苦しんでいる方もいるのではないかと思います。
そういった方へ特に、ここではそういったこととは無縁であり、逆に室内の湿度や匂いを調節してくれたりして室内をクリーンにしてくれる漆喰や珪藻土などの「生きた」壁にリフォームされることをお勧めします。
前置きが長くなりましたが、ここでの事例は昭和の家屋によく使用されていたいわゆる綿壁から珪藻土壁に塗り替えたものです。
場所は、洗面とトイレのある水回りの場所で、特に湿気や匂いの気になる場所です。
綿壁の場合は直接綿壁の上から塗リ付けていくことが可能なので、端からどんどん塗り付けていきます。
下地によっては一度きれいに剥がしたり、シーラーを塗って珪藻土の壁への付きを良くしてから作業に入ります。
塗り壁の良いところは、風合いや機能だけでなく、好きなように表面の表情(模様)をつけられるところもあると思います。
今回は表情を付けずに仕上げましたが、画像のように扇形やラフな表情など、コテを使った技の他に、いろいろな道具を使用して表情を付けたりします。
珪藻土や漆喰は、表面に凹凸を付けて表面積を増やせば増やすほど、それだけ空気と触れる面積が増えるので、調湿などの機能が増すと言われています。
また、色も最近ではいろいろ用意されているところが多く、相談や見積もり時にこちらから希望の表情(模様)や色ができるかどうかを相談するとよいと思います。
手間をかけて行う手作業の技。世界に二つとない表情が満足感を高めます。
完成後は、珪藻土の独特の香りと温かみのある表情が、とっても気持ちのよい空間となりました。
上記のシックハウスの症状に思い当たる方や、関心のある方などは、一度ここRepair 7.net/リペア セブン ネットで修理 リフォーム事業者を検索して気に入った複数の修理 リフォーム事業者へ相談してみてください。
投稿者:Repair 7.net/リペア セブン ネット運営 株式会社オルタナティブ
作成日:2012年08月03日
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こちらはラフな表情を付けた珪藻土壁
小手先で表情をつくる扇形
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